「ミルベマイシンA錠2.5mg小型犬用」効果・レビュー・副作用
レビュー多数あり
☆ここがポイント!!
ミルベマイシンA錠2.5㎎は、5~10㎏の小型犬用のフィラリア予防薬です。本剤の主成分であるミルベマイシンオキシムは、フィラリア予防のために古くから使われている成分であり、フィラリア以外にも犬回虫・犬鉤虫・犬鞭中などの消化管内寄生虫にも効果を持っています。
☆詳細
ミルベマイシンA錠2.5㎎は、錠剤のフィラリア予防薬です。本剤は日本の動物病院でもフィラリア予防薬として処方されることがある薬であり、2.5㎎錠は5~10㎏の小型犬用の薬になります。
ミルベマイシンA錠の有効成分は「ミルベマイシンオキシム」。ミルベマイシンオキシムはフィラリア幼虫の神経伝達物質の働きを阻害することで、フィラリアの幼虫を殺すことのできる薬です。
フィラリア症は、犬が蚊に刺されることで感染してしまう寄生虫症です。蚊の中で感染性を持ったフィラリアの幼虫は、蚊の吸血によって犬の体に入り込みます。犬の体に入ったフィラリアの幼虫は、犬の体内を移動しながら成長し、最終的には右心室や肺動脈に棲みつきます。
フィラリアが成虫になると20cm程度の大きさになってしまうため、駆虫すると血管に詰まってしまい犬の命も危険になってしまうため、幼虫の間に殺す必要があります。フィラリアの成虫はミクロフィラリアという子供を産み、そのミクロフィラリアが吸血の際に蚊の体内に入るというライフサイクルを持っています。
フィラリアの予防のためには、フィラリアの幼虫が成虫になるまでの間に予防薬を飲ませて駆虫します。フィラリアの幼虫が犬の体内に入って成虫になるまで1~2か月かかるため、ミルベマイシンA錠を1ヶ月に1度飲ませることで、フィラリアが成長する前に駆除してしまうことができます。
ミルベマイシンオキシムは、フィラリア以外にも回虫・鉤虫・鞭虫などの消化管内寄生虫にも効果があります。
消化管内寄生虫は、主に他の犬の便から感染する寄生虫で、感染すると下痢や嘔吐、腹痛、体重減少、毛艶の悪化などを起こしてしまいます。ミルベマイシンA錠を飲めば、フィラリアだけでなく消化管内寄生虫も駆除することができます。
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