「テノーミン(アテノロール)50mg」効果・レビュー・副作用

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テノーミン(アテノロール)50mg

☆ここがポイント!!

 テノーミンは持続性があるので、1日1回の服用で長時間効果が得られます。また、日本の保険適応外になりますが、偏頭痛の予防にも使用されます。

☆詳細

 高血圧症とは血圧が高い状態が長く続く症状です。高血圧になっても自覚症状はありませんが、血圧の圧力に耐えるために血管の壁が厚くなるので、血液が流れにくくなったり、詰まったりします(動脈硬化)。そして、心臓に血液を送り込む冠動脈に動脈硬化が発生すると、狭心症心筋梗塞が起こりやすくなります。 

心臓の筋肉の心筋には、心臓の拍動を活発にして血圧を上昇させる交感神経のβ(ベータ)受容体が存在します。テノーミン(有効成分アテノロール)は、この作用を遮断して心拍数を抑えることで血圧を低下させます。このような作用を持つ薬をβ遮断薬(ベータブロッカー)と呼び、高血圧症のほか、狭心症不整脈などの心疾患の治療に用いられます。 

なお、交感神経のβ受容体には、心筋に多いβ1受容体と、気管支平滑筋に多いβ2受容体の二種類があります。β遮断薬の中には、β2受容体を遮断する作用のほかに、β1受容体も遮断する作用から気管支喘息など呼吸器疾患を引き起こす薬もありますが(非選択性β受容体遮断薬)、テノーミンはβ1受容体を選択的に遮断するので、気管支への影響が少なく高齢者にも適した薬です。 

テノーミンは持続性があるので、1日1回の服用で長時間効果が得られます。また、日本の保険適応外になりますが、偏頭痛の予防にも使用されます。

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テノーミン(アテノロール)50mg